いよいよ来週9/26(木)から劇場公開される『ポール・マッカートニー&ウイングス − ワン・ハンド・クラッピング』を観た!

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音楽史上もっとも海賊盤が出回った作品としても知られるポール・マッカートニー&ウィングスの『ワン・ハンド・クラッピング』。今年6月には初の公式音源がリリースされ話題となった。

そんな『ワン・ハンド・クラッピング』は、そもそもテレビの特番向けにリハーサル風景を撮影することになり、1974年8月にアビイ・ロード・スタジオでデヴィッド・リッチフィールド監督により4日間で撮影/レコーディングされた録音されたのだが、結局映像はお蔵入り、長い間さまざまな形で海賊盤化され、一部はポールの公式作品にも収録されてきた。この超貴重な全編映像がリマスターされ遂に劇場公開されるのだ。


時期的に本作は、ポールマッカートニー&ウイングスの最高傑作『バンド・オン・ザ・ラン』完成後、シングル“ジュニアズ・ファーム”を仕上げたばかりのタイミングで、まさにソロも含めてのポールの絶頂期の姿を捉えたものになっている。その為スタジオでありながらも、いずれの楽曲も非常にパワフルな演奏が堪能でき臨場感も凄まじい! 是非とも劇場で体験してきてほしい。(鴨志田翔)

© 1974 MPL Communications Ltd / Photographer: David Litchfield

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