1976年、イーグルスがアメリカンロックの頂点を極めた『ホテル・カリフォルニア』 ―― 70年代アメリカの光と闇を描ききった歴史的傑作のすべてが明かされた永久保存版インタビュー

1976年、イーグルスがアメリカンロックの頂点を極めた『ホテル・カリフォルニア』 ―― 70年代アメリカの光と闇を描ききった歴史的傑作のすべてが明かされた永久保存版インタビュー - rockin'on 2023年9月号 中面rockin'on 2023年9月号 中面

現在発売中のロッキング・オン9月号では、『特別企画 70年代ロックアルバム150』の中でイーグルスのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。



「今の僕らは退廃主義の70年代のど真ん中にいるんだ。
60年代は終わった。
革命はまるで違う形で着地して、世の中には相当な無関心が蔓延してる」(ドン・ヘンリー)


ドン・ヘンリーはチェックインの手続きに手を焼いているところだ。彼のビバリーヒルズ・ホテルのコテージに何か問題が生じたらしく、緊張した面持ちの従業員たちが彼の荷物を慌ただしく別のコテージへと移動させている。イーグルスのメンバーたちは全員LA在住だが、彼らがインタビューを受ける場所に選んだのはここだった。

ビバリーヒルズ・ホテルがイーグルスの最新アルバムのカバー写真に使われていることは、単なる偶然ではない。瀟洒な“ホテル・カリフォルニア”のしつらえは、お馴染みのホリデイ・インあたりとはいささか別格である。高級住宅と見紛うばかりのコテージを備え、デカダンスの香り漂う大邸宅のような優雅なホテルは、いまや絶滅危惧種なのだ。

●『ホテル・カリフォルニア』のおかげで、私のバンドに対する信頼は再構築されました。

「俺たち自身もだよ」、(グレン・)フライは頷いた。「と言っても、『呪われた夜』が失敗作だと思ってるわけじゃないけどね」、ヘンリーは付け加えた。「そりゃそうだろ、あそこからは3曲もヒットシングルが生まれたわけだし。あのアルバムの曲だって今も有効だよ。僕らはあの当時、バンド内部で相当な混乱状態を経験していたんだ。でも今作は」、彼は続けた。「ちょうどジャクソン・ブラウンが、彼のデビューアルバムの“ルッキング・イントゥ・ユー”で歌ってた通りだよ。僕らはホテル・カリフォルニアで暮らしてるんだ。誰もがここへ来るんだよ、デッカいアメリカンドリームを探してね」
(以下、本誌記事へ続く)



イーグルスの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』9月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

1976年、イーグルスがアメリカンロックの頂点を極めた『ホテル・カリフォルニア』 ―― 70年代アメリカの光と闇を描ききった歴史的傑作のすべてが明かされた永久保存版インタビュー

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