スカパラ、爆裂のワンマンを観た!

スカパラ、爆裂のワンマンを観た!

今日の9人は、バカみたいな言い方だけど、ほんと神々しかった。猛々しく吹き荒れる嵐のような演奏と、音楽と人生が寸分の狂いもなくピタッと合わさった人だけが放つ優しくて強いオーラ。それがステージから満員のお客さんに向けて、最高に楽しいメッセージになって注入され続けるような、そんな2時間だった!

スカパラといえば、今月始めに「The
Last」と銘打たれたベスト盤発売と武道館公演が発表された。おいおい、まるで解散するみたいなタイトルやんけ、ともちろん思ったから、MCとかでそんな気配があったらどうしようと内心ちょっと怯えながらライヴを観始めた。でも、真逆だった。これまで25年間やってきたタフなライヴバンドとしての日々をさらにタフに続けていこうという覚悟が、ごく当たり前みたいにみなぎっていた。すげえなあ、と思うのは、それが9人全員、常にまったく同じ濃度で感じられることだ。そんなバンド他にいないよ。

今日のリキッドルームはライヴ後半まで空調がほとんど効かなくて、立って観てるだけでも汗ダラダラになってしまった。でも、MCで語られた彼らのアメリカツアー、そしていち公演で6000人集めた、その全員が日本語の歌詞もメロディも大合唱したというメキシコツアーのとんでもない熱さは、きっともっとヤバいものだったはずだ。そして今のスカパラのパフォーマンスには、明らかにその海外ツアーでブーストされた怒涛のような勢いがある。3月の武道館も、きっとすごいことになるだろう。リスペクトです。(松村)
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